みらい(読み)ミライ

デジタル大辞泉 「みらい」の意味・読み・例文・類語

みらい[船名]

日本の海洋研究開発機構が保有する世界最大級の海洋観測船。日本初の原子力船むつ」を前身とし、原子炉を撤去したのち、平成9年(1997)竣工。耐氷性、航行性に優れ、北極海などの極域や荒天域での観測が可能。北極海・太平洋インド洋などで、海洋の熱循環・物質循環生態系海底地形地質の調査を行う。推進機関はディーゼル機関と推進電動機。全長128.5メートル、幅19メートル、総トン数8678トン、最大速力約16ノット、定員80名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「みらい」の意味・わかりやすい解説

みらい

海洋科学技術センター (→海洋研究開発機構 ) が建造した大型海洋観測船。日本原子力研究所が所有していた原子力船「むつ」を改造して建造したもので,長さ 28.58m,幅 19m,総トン数は約 8687t,航海速力 16ノット。「むつ」は 1969年に進水したものの,放射線漏れ事故を起こして 1995年に廃船となった。改造に際しては原子炉を撤去し,三つに切断した船体前部後部接合,ディーゼル・電気複合推進方式となった。 1996年8月進水。 1998年度より運行し,海洋観測ブイの大規模展開をはじめ,世界の海洋の熱循環や生態系の調査・研究に活用されている。母港は青森県の関根浜港

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デジタル大辞泉プラス 「みらい」の解説

みらい

NHKの子供向けテレビ番組『見える歴史』(2008年放映開始)に登場するキャラクター

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