みともない(読み)ミトモナイ

デジタル大辞泉 「みともない」の意味・読み・例文・類語

みとも‐な・い

[形][文]みともな・し[ク]みとうもない」の音変化。
着物が大分汚れて、―・い始末であった」〈漱石・永日小品〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「みともない」の意味・読み・例文・類語

みとも‐な・い

〘形口〙 みともな・し 〘形ク〙 (「みとうもない」の変化した語)
① 見たくもない。見たいとも思わない。みとむない。〔日葡辞書(1603‐04)〕
歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕「ヱヱ、見ともなし。放さぬかへ」
人目に対して恥ずかしい。外聞が悪い。見苦しい。みっともない。みとむない。
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)二「どうやら犬の様で、見共ない」

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