みとうもない(読み)ミトウモナイ

デジタル大辞泉 「みとうもない」の意味・読み・例文・類語

みとう‐も‐な・い〔みたう‐〕

[形][文]みたうもな・し[ク]《「みたくもない」の音変化。中世近世語》見たいとも思わない。みっともない
「おのれがやうな―・い面の役者が」〈滑・八笑人・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「みとうもない」の意味・読み・例文・類語

みとう‐も‐な・い みたう‥

〘形口〙 みたうもな・し 〘形ク〙 (「みたくもない」の変化した語)
① 見たくもない。見たいとも思わない。
四河入海(17C前)二「光彩、眼にみたうもなし」
見た目に悪い。かっこうが悪い。体裁がよくない。みにくい。みっともない。
※応永本論語抄(1420)八佾第三「孔子灌してより後はみたうもなきと云る也」
みとうもな‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android