ひん曲(読み)ひんまがる

精選版 日本国語大辞典 「ひん曲」の意味・読み・例文・類語

ひん‐まが・る【ひん曲】

〘自ラ五(四)〙 (「ひん」は接頭語)
① ひどく曲がったり、ねじれたりする。
※滑稽本・人間万事虚誕計‐前(1813)姑婆の虚「頭を見たらば、つむぢが引(ヒン)まがってゐました」
性格などがひねくれる。
洒落本・客衆一華表(1789‐1801頃)富岡之套「おめへはぜんていひんまがってゐなはるから」

ひん‐ま・げる【ひん曲】

〘他ガ下一〙 (「ひん」は接頭語)
① 勢いよく曲げる。乱暴に曲げる。
※洒落本・寸南破良意(1775)髪結「本田髷を横へひんまげ」
事実故意に違える。
一人の平和主義者から福田恒存へ(1955)〈中島健蔵〉三「共産主義資本主義かという問題一方にひんまげて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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