はち切(読み)はちきれる

精選版 日本国語大辞典 「はち切」の意味・読み・例文・類語

はち‐き・れる【はち切】

〘自ラ下一〙 中身がいっぱいになって裂け切れる。満ちてあふれ出る。
※雑俳・露丸評万句合‐宝暦一三(1763)「頭陀袋はち切る日のおもしろさ」
近代絵画(1954‐58)〈小林秀雄ルノアール天才発明、自由、といふ様な観念で充満し、今にもはち切れんばかりになってゐたのである」
[補注]「日葡辞書」には「Fachiguire, uru, eta(ハチギルル)」があり、「割れる、ひびがはいる。寒さなどで、ひびが切れる」の意を示している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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