ねじれ腸(読み)ねじれちょう

知恵蔵mini 「ねじれ腸」の解説

ねじれ腸

大腸の一部が通常と異なった形状になっている「腸管形態異常」の俗称。独立行政法人国立病院機構久里浜医療センターの水上健医学博士が提唱した。2012年頃よりテレビ番組などで「腹痛を伴う便秘」の一因としてたびたび紹介されており、大腸の変形(ねじれ)により腸内内容物の通りが悪くなるため便秘になると考えられている。ねじれ腸は日本人の8割に見られるという統計もあり、水上は便秘の1割ほどがねじれ腸によるものと推測している。ねじれ腸による便秘には、「幼少期から便秘がちだった」「運動量が減った途端便秘になった」「便秘の後、下痢軟便が出た」「排泄後に腹痛が治まる」などの特徴がある。

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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