とかげ(蜥蜴)座(読み)とかげざ

改訂新版 世界大百科事典 「とかげ(蜥蜴)座」の意味・わかりやすい解説

とかげ(蜥蜴)座 (とかげざ)
Lacerta

略号Lac。秋空の天の川沿いにある北天の小星座アンドロメダ座はくちょう座の間の天域で,17世紀にドイツ天文学者J.ヘベリウスによって新設された。輝星はなく,この小動物の姿を星影から想像することはむずかしい。天の川沿いにあるので,この星座にしばしば新星が出現する。概略位置は赤経22h25m,赤緯+43°。午後8時の南中は10月下旬である。
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百科事典マイペディア 「とかげ(蜥蜴)座」の意味・わかりやすい解説

とかげ(蜥蜴)座【とかげざ】

10月下旬の夕方,天頂近くに見える星座。目立つ天体はない。

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世界大百科事典(旧版)内のとかげ(蜥蜴)座の言及

【カナヘビ】より

…約22属210種がアジア,ヨーロッパ,アフリカに広く分布し,ほとんどが全長15~25cmほどの小型。しかし少数の種は全長50cmを超え,ヨーロッパ南部,アフリカ北西部に分布するホウセキカナヘビLacerta lepidaは最大80cmに達する。大半が荒地や草原にすみ草や低い木に登るが,アフリカ産トゲオカナヘビ属Poromeraやキノボリカナヘビ属Holaspisなどは樹上性で,尾のうろこが樹上生活に適したとげ状をしている。…

※「とかげ(蜥蜴)座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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