デジタル大辞泉
「ちくり」の意味・読み・例文・類語
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ちくり
〘副〙 (「と」を伴って用いる)
① わずかであるさまを表わす語。すこし。〔
日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・犬子集(1633)九「
肌寒や秋にあふみの国ざかひ〈
徳元〉 月はちくりと萩にうつろふ」
② 針など先のとがったもので刺すさま、また、その際の痛みを感じるさまを表わす語。比喩的に、皮肉や
苦言などが人を刺激するさまもいう。
※門三味線(1895)〈
斎藤緑雨〉一〇「あるは
若枝にも
薔薇(ばら)の刺
(とげ)とてちくりとしたる詞の端」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報