がんがん(読み)ガンガン

デジタル大辞泉 「がんがん」の意味・読み・例文・類語

がん‐がん

[副](スル)
音や声が大きく響くさま。やかましく聞こえるさま。「ドラム缶がんがん(と)たたく」「そんなにがんがん言わないでくれ」
頭の中で大きな音が響くように、ひどく痛むさま。「二日酔いで頭ががんがんする」
勢いが盛んで激しいさま。「ストーブがんがん燃やす」「がんがん勉強する」
[類語](1ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんやかましいうるさい騒騒しい騒がしいかまびすしいかしましいにぎやか騒然喧騒喧喧囂囂けたたましいどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこ/(2ずきずきしくしくきりきり痛むうずくちくちくひりひりずきんずきんぴりぴりちくりひりつくしみる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「がんがん」の意味・読み・例文・類語

がん‐がん

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 鐘などがやかましく、また、続けざまに鳴りひびく音を表わす語。
童謡かりがね(1922)〈吉田一穂〉「水瓜(すいか)ぬすっとみつけたら、がんがんがんと鐘ならせ」
② やかましくしゃべるさまを表わす語。
※金(1926)〈宮嶋資夫〉二〇「刑事はがんがん怒鳴りつけた」
③ 火が盛んにおこるさまを表わす語。
真空地帯(1952)〈野間宏〉三「初年兵はストーブをがんがんもやした」
④ やかましい音や痛みのために、頭や耳が強くひびくように感じるさまを表わす語。
※人情本・藪の鶯(1827)上「耳はがんがん、手足の筋が引詰って、臑(すね)踏み出すせえ辛労(しんど)く御座らア」
⑤ 勢いよく、立て続けに事を行なうさまを表わす語。
※少年行(1907)〈中村星湖〉一〇「撚車(よりぐるま)の重いのを母がガンガン廻したものだ」
[2] 〘名〙
① 釣師の語。水勢の激しい所。また、水勢の激しくなった時。
② 「かん(缶)」をいう俗な言い方。
※アパアトの女たちと僕と(1928)〈龍胆寺雄〉九「四角いブリキのがんがんよ」

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普及版 字通 「がんがん」の読み・字形・画数・意味

】がんがん

強直のさま。〔易林、家人之坤〕諤諤(がくがく)、虎相ひ(か)む。懼畏(くい)悚息(しようそく)するも、(つひ)に惡(なんを)すること無し。

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