すっぽかし(読み)スッポカシ

デジタル大辞泉 「すっぽかし」の意味・読み・例文・類語

すっ‐ぽかし

仕事約束などをすっぽかすこと。ほうっておくこと。「またすっぽかしを食う」
いいかげんなこと。口から出まかせを言ってばかにすること。
「あんまり人を―にしねえもんだよ」〈洒・烑灯蔵〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すっぽかし」の意味・読み・例文・類語

すっ‐ぽかし

〘名〙 仕事や約束などをそのままにして捨て置くこと。転じて、口からでまかせのこと。いいかげんなこと。
※洒落本・寸南破良意(1775)新ござ「『何ンのあんなかわ羽織といちなぞ一向ない所さ』『すっぽかし斗。しって居らアな』」
若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上「御蔭で僕等はすっぽかしを喰はされてしまったが」

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