しかるところ

精選版 日本国語大辞典 「しかるところ」の意味・読み・例文・類語

しかる‐ところ

接続先行事柄に対し、後続の事柄が反対対立関係にあることを示す。ところが。しかし。しかるところに。
滑稽本・古朽木(1780)二「然る処此間、底抜鱶右衛門様と申生酔様御出被成」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「是非共二三十羽の孔雀捕獲致さざる可(べか)らずと存候。然る所孔雀は〈略〉普通の鳥屋抔(など)には一向見当り不申」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android