精選版 日本国語大辞典 「さ迷・彷徨・徘徊」の意味・読み・例文・類語
さ‐まよ・う ‥まよふ【さ迷・彷徨・徘徊】
〘自ワ五(ハ四)〙 (「さ」は接頭語)
① 気持が定まらなかったり迷ったりして、あたりを歩きまわる。うろうろと歩きまわる。また単に、いったりきたりする。
② はっきりとした目的もなく、あちらこちらを歩く。さすらう。流浪する。
※海道記(1223頃)東国にさまよひ行く子「東国に(サマヨヒ)行く子あり。本の城国を別れて仮宿にふせり」
③ ある場所にはっきりと固定しないで、あちこち動く。
(イ) 雲や霧などがただよう。
※曾丹集(11C初か)「とをつ川吉野の滝をわけくれば氷ぞあわとうきてさまよふ」
(ロ) 一般的にいう。
④ 気持、決心などが定まらないでいる。また、落ち着きがなくなる。
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