徘徊(読み)ハイカイ

デジタル大辞泉 「徘徊」の意味・読み・例文・類語

はい‐かい〔‐クワイ〕【××徊】

[名](スル)あてもなく、うろうろと歩きまわること。「街中を徘徊する」
[類語]うろつくさすらうさまよう出歩くほっつくほっつき歩くほっつき回るぶらつく彷徨低回流浪放浪漂泊流離漂流浮浪右往左往ぶらぶらうろちょろうろうろちゃかちゃか

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精選版 日本国語大辞典 「徘徊」の意味・読み・例文・類語

たち‐もとお・る ‥もとほる【徘徊】

〘自ラ四〙 ある場所に立って、その近辺を歩きまわる。行きつ戻りつする。彷徨する。
万葉(8C後)一一・二八二一「木の間より移ろふ月の影を惜しみ徘徊(たちもとほる)にさ夜更けにけり」
※中華若木詩抄(1520頃)上「あなたこなたへ、たちもとをりて、ねんごろに、菊をながむる也」

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普及版 字通 「徘徊」の読み・字形・画数・意味

【徘徊】はいかい(くわい)

たちもとおる。〔子、礼論〕今夫(か)の大鳥獸は、則ち其の群匹を失して、~故ぐるときは則ち必ず徘徊し、鳴號し、躅(てきちょく)し、踟(ちちゆ)し、然る後に能く之れを去るなり。

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