デジタル大辞泉
「けちりん」の意味・読み・例文・類語
けち‐りん
(下に打消しの語を伴って用いる)非常にわずかなこと。ほんの少し。
「おれが済みすましを付けたから―も間違はねえ」〈滑・浮世風呂・四〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
けち‐りん
〘名〙 (「も」を伴うことが多く、また、下に打消の語を伴って用いる) ごくわずかなこと。
※
仮名草子・
可笑記(1642)一「目をもりたる衡には、万の物をかけて見るに、けちりん程の
軽重しられずといふ事なし」
※
滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「おれが済
(すみ)すましを付たから、けちりんも
間違(まちげへ)はねへ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報