デジタル大辞泉
「ぎりぎり」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ぎり‐ぎり
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物の
きしってたてる音などを表わす語。歯をくいしばる音やさまなどにいうことが多い。
※玉塵抄(1563)五一「車のやうなを、わくをくるをとが
民村の南北そこそこにひびいたぞ、ぎりぎりとなるぞ」
② 強く、力を入れたり力がはいったりするさまを表わす語。特に、きつく巻くさまにいうことが多い。また、こわばり固まるさまにもいう。
③ 気がいらだつさまを表わす語。いらいら。
※
洒落本・後編婭意忋思(1802)「
ごうきにおろされたの
かげでぎりぎりしてゐた」
[2] 〘形動〙 容易にはとけないように強くしばるさま。
ぎり‐ぎり
〘名〙 (渦を巻いているさまからいう) 頭のつむじ。また、頭の
てっぺん。
百会(ひゃくえ)。
※
浄瑠璃・
曾根崎心中(1703)「おのれが頭のぎりぎりから
爪先まで、切り刻んでも、これが腹がゐるものか」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報