めりめり

精選版 日本国語大辞典

めり‐めり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)

① 物がもろく裂け破れたり、砕けたりする音、また、そのさまを表わす語。みりみり。びりびり。

※波形本狂言・連歌盗人（室町末‐近世初）「垣をやふりませう、めりめりめりめり、さてもさてもいかふなりましたのふ」

※浮世草子・新御伽婢子（1683）五「それ札まくりて得させよといへば僕ふりたてて。めりめりととると見えし」

② きわだって状態の変わるさまを表わす語。めきめき。

※雑俳・太箸集（1835‐39）二「雨交りの雪・めりめりと日が暮る也」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

めり‐めり

［副］かたくて強度のある物が、ゆっくりと折れたり押しつぶされたりする音や、そのさまを表す語。「壁板をめりめり（と）はがす」
[類語]きいきい・ぎいぎい・きしきし・ぎしぎし・きしり・ぎしり・みしみし・みりみり・きりり・ぎりり・きりきり・ぎりぎり・ぼきぼき・ぽきぽき・ぼきり・ぽきり・ぼきん・ぽきん・ばきばき・ぱきぱき・ばりばり・ぽっきり・折る・へし折る・手た折る・折れる・畳む・折り畳む・折り重ねる・折れ曲がる・折り曲げる・曲がる・折損・屈折・曲折・屈曲・ちぎれる・切り離す・張り裂ける・断ち切る・真っ二つ・ばらす

出典　小学館