きしきし

精選版 日本国語大辞典 「きしきし」の意味・読み・例文・類語

きし‐きし

〘副〙
① (多く「と」を伴って用いる) 堅い物のこすれあう音、きしんで鳴る音を表わす語。
※枕(10C終)二八「墨の中に石のきしきしときしみ鳴りたる」
小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下「きしきしする雨戸を小早に閉めた」
② 物がすきまなくつまるさまを表わす語。きっしり。ぎっしり。
※百一新論(1874)〈西周〉下「悪と善との界へ、涯々(キシキシ)一杯に線を引たでござる」

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デジタル大辞泉 「きしきし」の意味・読み・例文・類語

きし‐きし

[副]堅い物がこすれ合う音や木がきしむ音を表す語。「歩くと廊下きしきし(と)鳴る」
[類語]きいきいぎいぎいぎしぎしきしりぎしりみしみしみりみりめりめりきりりぎりりきりきりぎりぎり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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