デジタル大辞泉
「がっかり」の意味・読み・例文・類語
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がっかり
〘副〙
① ひどく疲労するさま、張りつめていた気が一時にゆるんで、元気がぬけるさまを表わす語。がっくり。
※
人情本・明烏後正夢(1821‐24)三「思へば心の
張弓もがっかりたゆむ老の気の」
※初年兵江木の死(1920)〈
細田民樹〉四「
兵舎にがっかり腰を降すと」
② 落胆したさま、失望したさまを表わす語。がっくり。
※
滑稽本・牛島土産(1824)下「
雷門の
羊羹だの、ヤレ船橋屋だのと楽
(たのしみ)にさせてべらぼうらしい、がっかりしたは」
※
浮雲(1887‐89)〈
二葉亭四迷〉一「帰宅したとてもお勢の顔を見ればよし、さも無ければ
落脱(ガッカリ)力抜けがする」
③ まったく。全然。
※怪化百物語(1875)〈
高畠藍泉〉下「商といふやつは盛に売る時も、また無皆
(ガッカリ)閑
(ひま)なこともありますが」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報