デジタル大辞泉
「がたつく」の意味・読み・例文・類語
がた‐つ・く
[動カ五(四)]
1 がたがた音を立てる。「雨戸が―・く」
2 寒さや恐れなどのため、からだが震える。「足が―・く」
3 もめごとなどが起こり、そのために人々の気持ちが乱れる。「遺産分配で一家が―・く」
4 機械や人間のからだなどが、時を経て調子が悪くなる。「この車もだいぶ―・いてきた」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
がた‐つ・く
① がたがたと音がする。
※
浄瑠璃・日本武尊吾妻鑑(1720)二「わらぢぶら付あしやがた、ちろりがたつく草分の道をはやみて里を過」
② 寒さや恐れなどのために、体や体の一部がふるえる。
※浄瑠璃・
女殺油地獄(1721)下「ひざぶしがたがたがたつくむねを押さげ押さげ」
③ 組織や
立場などが不安定になり、もめごとが起こる。ごたつく。
※
葉隠(1716頃)二「
小人は静成る所なく、当り合にて、がたつき廻り候也」
④ 機械などが古くなり調子が悪くなる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報