デジタル大辞泉
「おけ」の意味・読み・例文・類語
おけ
[感]神楽歌や催馬楽の囃子詞。
「飛鳥井に宿りはすべし、や、―」〈催馬楽・飛鳥井〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おけ
〘感動〙
神楽歌、催馬楽などのはやし
ことば。神楽歌では、本方
(もとかた)に対して
末方(すえかた)のはやすことば。
※催馬楽(7C後‐8C)飛鳥井「飛鳥井に 宿りはすべし や 於介(オケ)蔭もよし 御甕(みもひ)も寒し 御秣(みまくさ)もよし」
[
補注]「
古語拾遺」には「竹の葉、飫憩
(おけ)の木の葉を以て手草と為しむ」とあって木の名とするが、はやしことば「おけ」の
起源を神楽
(かぐら)の手草
(たぐさ)(=舞人が手に持つもの)と考えた、当時の語源解釈である。
おけ
〘名〙 (「
おうけ」の変化した語。多く動詞の
連用形に接続し、接尾語的に用いられる) 物の
消費に耐える
度合。手ごたえ。で。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報