米麹(読み)コメコウジ

デジタル大辞泉 「米麹」の意味・読み・例文・類語

こめ‐こうじ〔‐かうぢ〕【米×麹】

蒸し米にコウジカビを繁殖させて作った麹。糖化力が強く、清酒甘酒米味噌などの製造に用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「米麹」の意味・読み・例文・類語

こめ‐こうじ ‥かうぢ【米麹】

〘名〙 米を原料としたこうじ。酒、みそしょうゆなどの製造の際、糖化物として用いる。
小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉二「味噌は、大豆を煮て米麹に和し塩を加へて作る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

とっさの日本語便利帳 「米麹」の解説

米麹

麹菌を蒸した米に繁殖させたもの。麹は米のでんぷん質を糖化し、アルコール発酵プロセスに進むために欠かせない。そこで「一麹、二酒母、三造り(仕込み)」といわれるほど、麹造りの工程は重要視されている。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android