デジタル大辞泉
「一銭」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
いっ‐せん【一銭】
〘名〙
※
延喜式(927)三七「
元日御薬〈略〉度嶂散一剤〈略〉平旦以
二温酒
一服
二一銭匕
一」
※
徒然草(1331頃)一〇八「一銭軽しといへども、これを重ぬれば」
③ 一円の百分の一の価。明治四年(
一八七一)
新貨条例で定められ、この価額を持つ補助貨として、
銅貨、
青銅貨、黄銅貨、アルミニウム貨、錫
(すず)貨などが流通したが、昭和二八年(
一九五三)一二月末限り通用禁止となった。〔広益熟
字典(1874)〕
④ ほんの僅かなことのたとえ。
※実隆公記‐延徳三年(1491)六月五日「於レ身無二一銭之姧謀一」
※
随筆・
兎園小説(1825)「以来結髪之総名を一銭と可唱者也と」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報