EDB(読み)イーディービー

デジタル大辞泉 「EDB」の意味・読み・例文・類語

イー‐ディー‐ビー【EDB】[ethylene dibromide]

ethylene dibromide》二臭化エチレン。米国で農業用殺虫剤として使用されていたが、発がん性があるとされ、使用が規制された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「EDB」の意味・わかりやすい解説

EDB
イーディービー

二臭化エチレン。 ethylene dibromideの頭文字をとって名づけられた。化学名1,2-ジブロムエタン。無色液体沸点 131.6℃,水に難溶,有機溶媒によく溶ける。土壌中の線虫駆除,燻蒸剤として利用されるほか,ガソリン添加剤としても利用される。劇物

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世界大百科事典(旧版)内のEDBの言及

【殺線虫剤】より

センチュウは植物に寄生するものも多く,農業上重要な有害生物である。これを防除する薬剤を殺線虫剤という。農業上最も大きな被害をひきおこしているセンチュウは寄生性のネコブセンチュウで,ネグサレセンチュウがこれにつぐといわれている。殺線虫剤には植物に寄生しているセンチュウを殺すものと土壌中のセンチュウを殺すものとがあるが,大部分が後者のものである。主要な殺線虫剤は次の通りである。(かっこ内は商品名)。(1)ハロゲン化炭化水素系 クロロピクリン,臭化メチル,D‐D(非登録),DCPI(ママモール)――主として土壌薫蒸剤として使用。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」