APV法(読み)えーぴーぶいほう(英語表記)Adjusted present value method

M&A用語集 「APV法」の解説

APV法

事業全体から得られる将来FCF(フリーキャッシュフロー)を現在価値に割引いて事業価値を算出しそれに非事業用資産の価値を加えて事業価値とする方法。APV法では資本構成上有利子負債がまったくないと仮定し資本コストを算出し企業価値を算定する。次に一部借入れた場合の節税効果を算出し両者を合計し非事業用資産の価値を加えて事業価値とする。一般的なDCF法による事業価値をAPV法にる事業価値と一致させるには資本構成とWACCを期毎に設定すればよい。APV法はLBOや破綻企業の価値評価に適することが多い。

出典 M&A OnlineM&A用語集について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android