ALPO(アルポ)(読み)アルポ

化学辞典 第2版 「ALPO(アルポ)」の解説

ALPO(アルポ)
アルポ

Aluminium PhosphateにもとづいたUOP社の商品名.多孔質結晶性リン酸アルミニウムの総称ゼオライト類縁化合物の一種アルミノケイ酸塩であるゼオライトと類似の構造をもつアルミノリン酸塩.結晶構造によって異なる数字nをつけてAlPO4-n(アルポnn = 5,8,11,18,25,31,34,41,52など)もしくはAlPO-nと記述する.三価のAlと五価のPがゼオライト中のSiO4と同様に四つの酸素を頂点とする四面体構造を構成し,(AlO4/2)と(PO4/2)が交互に連結した形で電気的に中性を保っているため,ゼオライトのようなイオン交換性能は示さない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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