鼻紙袋(読み)はながみぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「鼻紙袋」の意味・読み・例文・類語

はながみ‐ぶくろ【鼻紙袋】

評判記・難野郎古たたみ(1666頃)序「空約束して、ぜひなくふくさはなかみふくろなどをやり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「鼻紙袋」の意味・読み・例文・類語

はながみ‐ぶくろ【鼻紙袋】

紙入れ2」に同じ。
「―も内懐に入れしは手の届く事にあらず」〈浮・永代蔵・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鼻紙袋の言及

【財布】より

…紙などを懐中に入れて携帯するようになったのは奈良時代からで,《枕草子》などに見られる畳紙(たとうがみ)がそれである。その後ふくさで包む形になり,紙挟み,鼻紙袋へと変化していく。元禄・宝永年間(1700年前後)の《新色五巻書》《傾城禁短気》にはすでに財布の名が見えるが,《芝水庵記》に〈鼻紙入は財布の初なり〉とあるように江戸時代はきんちゃく・鼻紙袋の名称のほうが一般的であった。…

※「鼻紙袋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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