デジタル大辞泉
「鼬の無き間の貂誇り」の意味・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「鼬の無き間の貂誇り」の意味・読み・例文・類語
いたち【鼬】 の 無(な)き間(ま)の貂(てん)誇(ほこ)り
(鼬は貂を捕えるので、鼬がいない間だけ、貂がいばるところから)
自分よりも強いものやすぐれたものがいない所で、いばることのたとえ。いたちの無き間の鼠。鳥なき里の
蝙蝠(こうもり)。いたちの間
(ま)。
※
源平盛衰記(14C前)
三三「鼬
(イタチ)のなき間
(マ)の貂
(テン)誇
(ホコリ)とかやの様に、院のきり人して、
院宣を給はり」
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鼬の無き間の貂誇り
イタチはテンの大敵であるので、イタチがいない間だけテンがいばる。恐い者や自分よりすぐれた者がいない所でいばることのたとえ。
[類句] 鳥なき里の蝙蝠
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