大敵(読み)たいてき

精選版 日本国語大辞典 「大敵」の意味・読み・例文・類語

たい‐てき【大敵】

〘名〙 (「だいてき」とも) 大勢の敵。また、きわめて強い敵。てごわい相手強敵
太平記(14C後)六「宇都宮一人武命を含で、大敵に向はん事、命を惜む可きに非ざりければ」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六「青年に恋は莟の虫よりなほ大敵恐る可きものである」 〔孫子‐謀攻〕

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デジタル大辞泉 「大敵」の意味・読み・例文・類語

たい‐てき【大敵】

おおぜいの敵。また、強い敵。手ごわい相手。強敵。「油断大敵」⇔小敵
[類語]相手かたきライバル好敵手仇敵難敵宿敵敵方敵手怨敵強敵天敵外敵政敵論敵・競争相手・対戦相手・碁敵ごがたき商売敵獅子身中の虫

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