鼓騒・鼓譟・鼓噪(読み)こそう

精選版 日本国語大辞典 「鼓騒・鼓譟・鼓噪」の意味・読み・例文・類語

こ‐そう ‥サウ【鼓騒・鼓譟・鼓噪】

〘名〙
戦場で、戦い開始士気を高めるために太鼓を鳴らすこと。また、一般に、太鼓をにぎやかに打ち鳴らすこと。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
江戸繁昌記(1832‐36)三「祭礼曲鼓譟する処、双霊柱(〈注〉とりい)涌き、一殿宇湧く」 〔史記‐趙奢伝〕
② さわぎたてること。
玉葉‐治承三年(1179)一一月一五日「禅門率数千騎随兵、入洛之後天下皷騒、洛中遽動」
太平記(14C後)二四「凡天下の鼓騒(コサウ)洛中の壮観と聞へしかば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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