麻幹・麻殻(読み)あさがら

精選版 日本国語大辞典 「麻幹・麻殻」の意味・読み・例文・類語

あさ‐がら【麻幹・麻殻】

〘名〙 皮をはいだ麻の茎。白くて軽く、折れやすい。七月盂蘭盆(うらぼん)精霊祭の箸(はし)迎え火送り火をたくのに用いる。また、焼いて火口(ほくち)日本画の素描用としたり、火薬に混ぜたりする。おがら。麻木。《季・秋》〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・犬子集(1633)一七「白き物こそ黒くなりけれ 麻からは皆鉄炮のはいにやき〈徳元〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android