麩・麬(読み)ふすま

精選版 日本国語大辞典 「麩・麬」の意味・読み・例文・類語

ふすま【麩・麬】

〘名〙
小麦をひいて粉にしたあとに残る小麦の皮。主に牛・豚など家畜飼料に用い、また洗い粉としても用いた。もみじ。からこ。むぎかす。〔いろは字(1559)〕
② (皮膚に麩のような紋ができるところから) 老人をたとえていう。
※雑俳・柳多留‐三(1768)「梅干ふすまが寄て銭を投げ」

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