鹿子木員信(読み)かのこぎ かずのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鹿子木員信」の解説

鹿子木員信 かのこぎ-かずのぶ

1884-1949 大正-昭和時代の思想家
明治17年11月3日生まれ。海軍中尉で退役して哲学専攻慶応義塾,九州帝大の教授歴任。昭和16年ナチス-ドイツにまねかれて皇国学を講義した。17年大日本言論報国会の専務理事兼事務局長。戦後,公職追放処分となる。昭和24年12月23日死去。66歳。東京出身。海軍機関学校卒。著作に「皇国学大綱」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鹿子木員信の言及

【大日本言論報国会】より

…情報局の指導監督のもとに結成運営されたもので,最初〈大日本思想報国会〉として発起され,のち〈大日本言論報国会〉となり,1942年12月23日に創立された。会長徳富蘇峰(猪一郎),専務理事鹿子木(かのこぎ)員信,理事津久井竜雄ら27名。会員は〈日本評論家協会〉(1940創立,代表者津久井竜雄)を中核に,一般評論家をも糾合し,43年7月現在で総数917名に達していた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」