鷺と烏(読み)さぎとからす

精選版 日本国語大辞典 「鷺と烏」の意味・読み・例文・類語

さぎ【鷺】 と 烏(からす)

① (鷺は白い鳥、烏は黒い鳥であるところから) 全く相対立する二つのものの関係のたとえ。正反対なこと。雪と炭。烏鷺(うろ)
※俳諧・武玉川(1750‐76)五「鷺と烏の意趣の有る貌 うつくし過て入れにくい傘」
② (碁石黒白の見立てで) 黒と白。転じて、囲碁のこと。
山家集(12C後)下「合はせばやさぎとからすと碁を打たば答志(たうし)菅島(すがじま)黒白の浜」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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