鶴野村(読み)つるのむら

日本歴史地名大系 「鶴野村」の解説

鶴野村
つるのむら

[現在地名]亀田かめだ郡七飯町字鶴野・字緑町みどりちよう

近世から明治三五年(一九〇二)まで存続した村。久根別くねべつ川の中流域にある。安政六年(一八五九)七重ななえ村と大野おおの(現大野町)地先に新妻助惣らが尊徳仕法によって農民を移住させた(「書付并伺書類」など)。この御手作場が慶応四年(一八六八)鶴野郷として一村立された(「箱館蝦夷地在勤中諸用留」など)。明治元年の鶴ノ郷の戸口は二一軒・八八人(旧記抄録)。同二年亀田郡に所属。同四年には田一五町・畑七町九反、馬二一(明治四年渡島統計)。「巡回日記」同五年一〇月二三日条によると戸数一七・人口六二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android