鶴川宿(読み)つるかわしゆく

日本歴史地名大系 「鶴川宿」の解説

鶴川宿
つるかわしゆく

[現在地名]上野原町鶴川

鶴川村内に置かれた甲州道中宿駅。江戸からは一九里九町余の距離で一九宿目、合宿を一宿と数えれば一二宿目にあたり、甲斐国に入って二宿目(宿村大概帳)。宿往還長は一三町四一間で宿内町並は二町三〇間。宿は東からしも宿・中宿・上宿に分れ、宿の東方、鶴川には冬から春にかけて仮板橋が架けられていた。天保一四年(一八四三)改の宿内家数五七・人数二九五。東の上野原宿からは一八町、西の野田尻のたじり宿まで一里三町三〇間。同宿との間では大椚おおくぬぎ村内(当宿から一六町ほど)に立場一ヵ所があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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