鳩豆(読み)ハトマメ

デジタル大辞泉 「鳩豆」の意味・読み・例文・類語

はと‐まめ【×鳩豆】

鳩のえさとして与える豆。
鳩が豆鉄砲を食ったよう」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳩豆」の意味・読み・例文・類語

はと‐まめ【鳩豆】

〘名〙
① 鳩のえさとしてあたえる豆。
風俗画報‐一三九号(1897)露店「鳩豆(ハトマメ)売は、仁王門内観世音本堂に至るの左右両傍に、大なる傘を立て家台にて豆を商ふ」
湯島詣(1899)〈泉鏡花〉二〇「臂鉄砲に癇癪玉を込めた、ドンを啖(くら)ひ、鳩豆(ハトマメ)引退るに当ってや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報