鳥井畑村(読み)とりいはたむら

日本歴史地名大系 「鳥井畑村」の解説

鳥井畑村
とりいはたむら

[現在地名]豊前市鳥井畑・求菩提くぼて

篠瀬しのせ村の南西岩岳いわたけ川上流域、求菩提山の北東麓に位置する山間の村。盛時には一山五〇〇坊といわれた求菩提山中の修験らを支えた集落で、求菩提山の正面玄関となる東の大鳥居が置かれていた。中世は鳥居畑と記され、求菩提山領。永享三年(一四三一)一〇月日の求菩提山領田地坪付(求菩提山文書/北九州市立歴史博物館研究紀要一)に「鳥居畑村三反」とみえる。応仁二年(一四六八)閏一〇月一五日の大内氏奉行人連署奉書(同文書)によると、如法寺氏が鳥居畑などで違乱を働いている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報