鰹掻(読み)かつおかき

精選版 日本国語大辞典 「鰹掻」の意味・読み・例文・類語

かつお‐かき かつを‥【鰹掻】

〘名〙
鰹節を削るのに用いる小刀
浮世草子世間娘容気(1717)一「かつほかきの小刀にねた刃(ば)をあはせひたいをすりあげ」
② よく切れない刀をあざけっていう語。また、自分の刀を卑下していう語。
浄瑠璃・右大将鎌倉実記(1724)三「忠信の為には鰹(カツヲ)かき同然と、卑下の詞も奥床しき」

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