高鳥村(読み)たかとりむら

日本歴史地名大系 「高鳥村」の解説

高鳥村
たかとりむら

[現在地名]板倉町大高島おおたかしま 高鳥

谷田やた川右岸にあり、北は谷田川を挟んで海老瀬えびせ村、東は下五しもごヶ村、南はしま村・大久保おおくぼ村、西は飯野いいの村。当村南東方の宇那根うなね集落について、明徳二年(一三九一)七月二日の藤原氏女譲状写(正木文書)によれば「上野国さぬきの庄うなねの郷たての村ニ、在家仁間、はたけ弐町弐反、あら田弐町」が松犬御前に譲り渡されている。うなねは高鳥の宇那根と下五箇しもごかの宇奈根と二集落あるが、宇那根と宇奈根は隣接し一集落と同様である。江戸時代の石仏には、集落名の下に宇那根・宇奈根の村名が刻まれているものが多く、往古独立村であったと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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