高牟神社(読み)たかむじんじや

日本歴史地名大系 「高牟神社」の解説

高牟神社
たかむじんじや

[現在地名]守山区瀬古

高見たかみにある。祭神高皇産霊命・伊弉諾命・素盞嗚命。のち大山祇命・天照皇大神を合祀矢田やだ川の北岸に石山いしやま寺と並んで鎮座。旧郷社。「寛文覚書」「徇行記」は「天神」とのみ記し、「塩尻」には石山寺の鎮守社であると記されている。「尾張志」は高牟神社について「在所詳ならず。但し瀬古村石山寺の辺、高見という地に今ハ天神社と称して古き棟札もありて旧社あり。


高牟神社
たかむじんじや

[現在地名]千種区今池一丁目

祭神は高皇産霊神・神皇産霊神・応神天皇。旧郷社。「延喜式」に「高牟神社」、尾張国神名帳に「従三位上 高牟久天神」と記される。尾張物部氏の武器庫が神社として祀られたと伝え、寛正三年(一四六二)・天文元年(一五三二)・永禄八年(一五六五)などの修造を記す棟札が記録され(名古屋市史)、寛永一一年(一六三四)には山下氏勝が修理したと伝える。


高牟神社
たかむじんじや

[現在地名]名東区猪高町高針

北島きたじまにある。祭神は応神天皇。のち産霊神明神・菊理比媛神の二柱を合祀。旧村社。社伝および「猪高村誌」は式内社にあてるが、創始は不詳。尾張国神名帳に「従三位上 高牟久天神」とみえる。近世には八幡宮と称し社内三町七反余が除地、高針たかばり村の氏神であった(徇行記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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