高取八幡神社(読み)たかとりはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「高取八幡神社」の解説

高取八幡神社
たかとりはちまんじんじや

[現在地名]勝央町黒坂

JR姫新線西勝間田にしかつまだ駅の西に鎮座。祭神誉田別尊など、旧郷社。法人名は八幡神社。縁起によると延暦年中(七八二―八〇六)和気清麻呂宇佐八幡宮から勧請、貞観元年(八五九)大宅鷹守が勝田郡高取郷の総鎮守として奉斎。建暦二年(一二一二)源実朝が地頭高取氏元に命じて源氏の守神として再建。応永三一年(一四二四)赤松満祐が弓矢を納め、弓矢ゆみや八幡宮と称し掟条目を定める。天文一三年(一五四四)尼子氏が祈願したが成就しなかったため、本殿を焼き、黒坂くろさかの奥山中に移して遊屋ゆうや八幡宮と改称したという。慶長一五年(一六一〇)森忠政が神領二〇石を寄進、元禄一二年(一六九九)播磨三日月藩主森長俊が改築(美作国神社資料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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