騎西町(読み)きさいまち

日本歴史地名大系 「騎西町」の解説

騎西町
きさいまち

面積:二八・六〇平方キロ

北埼玉郡の南部に位置し、北から北東は加須かぞ市に、西は行田市の東端および川里かわさと村に、南は南埼玉郡菖蒲しようぶ町および鴻巣市に接する。町域は加須低地の南部にあって大宮・岩槻台地に連なる台地面が沖積低地に埋没していく地域にあたっており、北西から南東帯状に連なる幾筋かの微高地(標高一三―一八メートル)とその背後の低湿地(標高一一―一三メートル)からなる。町の南西部を見沼代用水(星川)が北西から南東へ流れ、北部を新川につかわ用水(騎西領用水)が東へ流れる。

原始・古代の遺跡は、町域中央のローム台地、その北と南の埋没ローム台地上に分布している。旧石器時代の遺跡はローム台地上に集中しており、根古屋ねごや中宿なかじゆくまえ道上みちうえ遺跡などが知られている。縄文時代の遺跡では、中期の萩原はぎわら遺跡をはじめ八ヵ所の集落跡が確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報