駒衣村(読み)こまぎぬむら

日本歴史地名大系 「駒衣村」の解説

駒衣村
こまぎぬむら

[現在地名]美里町駒衣

駒絹・駒木野とも記す。松久まつひさ丘陵からなだらかに北へ派生した丘陵末端および水田地帯に移行する付近に位置する。北部の大部分は志戸しど川南岸の水田地帯、南部に集落がある。東は古郡ふるこおり村・木部きべ村、北は児玉郡沼上ぬまがみ村・桑原くわばら村、南端は鎌倉街道上道が境界となる。

天正一九年(一五九一)八幡山はちまんやま(現児玉町)城主松平家清知行分を示した武州之内御縄打取帳(松村家文書)に「駒木野」とみえ、村柄は中之郷で田方七五町四反余・畑方四五町五反余(うち屋敷一町一反余)、俵高一千九四九俵余。元和三年(一六一七)五月、花房右馬助(正栄)は徳川氏から八幡山領のうちの「駒絹」など六ヵ村で七六五石余を宛行われた(記録御用所本古文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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