デジタル大辞泉
「駒草」の意味・読み・例文・類語
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こま‐くさ【駒草】
〘名〙
※歌仙本兼輔集(933頃)「駒草の為と覚ゆる草茎のむぎとやいはば人の刈るらむ」
② ケシ科の多年草。本州中部以北の高山の砂礫地に生える。高さ約一〇センチメートル。葉は
長柄をもち数枚根生し、多数に細かく裂け、裂片は
線形。夏、葉間から花茎をのばし、先に長さ約二センチメートルの紅紫色の美しい花を数個下向きにつける。四枚の
花弁のうち外側の二枚は基部が袋状で先がそりかえり、内側の二枚は細長く突出する。
果実は長楕円形で黒い種子を多数含む。高山植物の女王といわれる。花の形が馬の顔に似ていることによる名。おこまぐさ。《季・夏》 〔俳諧・俳諧小筌(1794)〕
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