駆・駈・懸(読み)かけ

精選版 日本国語大辞典 「駆・駈・懸」の意味・読み・例文・類語

かけ【駆・駈・懸】

〘名〙 (動詞「かける(駆)」の連用形名詞化)
① 馬を疾走させること。
浄瑠璃・大磯虎稚物語(1694頃)御狩馬揃「お馬は少老けたれども、かけに早く肝落ちず」
② 攻撃すること。合戦をしかけること。
平家(13C前)九「さてこそ熊谷平山一二のかけをばあらそひけれ」
浮世草子・新色五巻書(1698)五「あげやの二階に恋のかけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android