飲回(読み)のみまわす

精選版 日本国語大辞典 「飲回」の意味・読み・例文・類語

のみ‐まわ・す ‥まはす【飲回】

〘他サ五(四)〙 一つ器物にはいった飲物を、何人かで順々にまわして飲む。
洒落本野路の多和言(1778)「茶がはじまりますが、上客から初めて段々のみかけを呑(ノミ)廻しますが」

のみ‐まわ・る ‥まはる【飲回】

〘自ラ五(四)〙 行先を次々と変えてそこで酒を飲む。はしご酒をする。
※子をつれて(1918)〈葛西善蔵〉「飲み廻りほつき歩いてゐた時分生活とても」

のみ‐まわし ‥まはし【飲回】

〘名〙 飲みまわすこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android