飯山城跡(読み)いいやまじようあと

日本歴史地名大系 「飯山城跡」の解説

飯山城跡
いいやまじようあと

[現在地名]飯山市大字飯山

千曲川西岸の高さ三五メートルの丘陵全域を利用して構築された平山城。永禄七年(一五六四)越後守備の生命線として上杉謙信築城、天正一一年(一五八三)上杉景勝が岩井備中守信能に命じて本格的に築城させ城下町も整えさせた。元禄年間(一六八八―一七〇四)の城主松平氏はそれまで北側にあった大手を南側に移し改築して幕末までの姿になった。

御城御家中町方惣絵図(飯山小学校蔵)によれば、城域は東西約一七〇メートル・南北約二九〇メートル、最高所に本丸一千七二〇平方メートル、二の丸二千四八三平方メートル、三の丸三千四三八メートルが梯郭式に連なり、西側に帯郭・西郭が設けられ、二の丸及び帯郭から本丸へは枡形を築く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「飯山城跡」の解説

飯山城跡

(長野県飯山市)
信州の史跡百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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