飯室不動堂(読み)いいむろふどうどう

日本歴史地名大系 「飯室不動堂」の解説

飯室不動堂
いいむろふどうどう

[現在地名]大津市坂本本町

飯室谷の本堂で、飯室回峰の拠点として知られる。良源の愛弟子尋禅の私房妙香みようこう房が発展した妙香院の一堂宇を前身とする。

近江若狭・越前寺院神社大事典〉

〔妙香院〕

妙香房は良源が尋禅(九四三―九九〇、藤原師輔の第一一子、第一九代座主、諡号慈忍)のために建立。良源没後、尋禅は同私房を妙香院と改称し堂舎を整備拡充、永祚二年(九九〇)藤原師輔から与えられた荘園を施入し一条天皇の御願寺とした(山門堂舎記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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