精選版 日本国語大辞典 「食倒」の意味・読み・例文・類語
くい‐だおれ くひだふれ【食倒】
〘名〙
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第二一「分散事は喰倒(クイタフ)れ也 しなてるや片岡山に影かくす」
② 働かないで遊び暮らすこと。食いつぶし。徒食。
くらい‐だおれ くらひだふれ【食倒】
〘名〙
① 仕事をしないで遊び暮らす者。また、その結果財産を食いつぶしてしまった者をののしっていう語。くいだおれ。
② 泥酔した人。また、たらふく食った人をののしっていう語。
※浮世草子・沖津白波(1702)一「酔倒高齁して寝入ける。〈略〉伏したる腹の上に頼光飛乗て、いかにやいかにや喰低(クラヒダヲレ)」
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