飛島(村)(読み)とびしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「飛島(村)」の意味・わかりやすい解説

飛島(村)
とびしま

愛知県西部、海部郡(あまぐん)にある村。村域のほとんどが日光川、筏(いかだ)川下流の干拓によってできた土地で、水田地帯で稲作が行われている。伊勢湾岸(いせわんがん)自動車道、名四国道(国道23号)が東西に、名古屋第二環状自動車道、国道302号が南北に走り、伊勢湾岸自動車道の飛島インターチェンジと名古屋第二環状自動車道の飛島北インターチェンジがある。名古屋市との結び付きが強い。海抜ゼロメートル地帯で、伊勢湾台風(1959)で長期冠水したが、災害復興事業によって土地改良が進んだ。南部の湾岸には埋立地ができ名古屋港西部臨海工業地帯の木材工業地区の集結地となっている。埋立地の先端に西名古屋火力発電所がある。面積22.42平方キロメートル(境界一部未定)。人口4575(2020)。

[伊藤郷平]

『『飛島村史』全3巻(1999~2001・飛島村)』


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